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(art) 祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ



祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ に行ってきました♪
(先週の水曜日(3/23)までで終了しています)

展示会名が「ブックデザイ」なんて、さすがです。
(一瞬、「ン」が抜けてるのかと思いましたが、あえて「トル」のがコズフィッシュですよね)


(会場内でもらえる展示会案内資料(冊子)これも凝ってます。表紙はイカではなく、三半規管のサンハンちゃん♪人のドキドキやうっとりをつくる)

前期と後期があったのですが、私は後期「ish編」の方で。
以前、出版業界に関わっていた私にとっては
もう、萌え萌えの展示会で大興奮でした。

以下、箇条書きで、個人的な萌えポイントを列挙します。



○漱石のブース
祖父江さんが「心」と「猫(制作中)」の装丁を手掛けた関連、個人的な「漱石本」のコレクションや
その楽しみ方など。出てくる出てくるマニアックな話が…

・猫の連載の第一回から順を追って、文字組の変化の流れを追っているパネル。
始めは、ツメツメでほぼ改行なし、なのが、順を追って、改行が増え、会話文は常に改行になったり。
句点のみの使用が、読点も使用されるようになったり(最初は現代の「・」の意味の部分だけに「、」が使われていた、)
あ、あ、ぶら下がり点が最初はなくて、単なる追い込みだったり!

どんどん、現代の基本的な文字組に変化していくその流れが「猫」にぜーんぶ詰まっていて、
あの時代に「本(和綴じ本ではなく)」の形が日本で劇的に整ったのだと実感できました。
(ネット社会の現代は、ある意味また逆流しているようにも思えました)

「本」ってハードだけど、時代の流れとともに変化しているんだなぁという
当たり前のおとをぼんやりと思いつつ。

漱石以外のブースでも面白いものがいろいろ。



○アミ点
これでカラー印刷の仕組みがわかるというもの。
アミ点(シアン、マゼンタ、イエロー、スミの4色でカラー印刷をする小さな小さなドットの点)の拡大版やら、
あまり見ない「ドーナツ型のアミ点」やら、特色のアミ点を使って、1色ずつプラスされて移り変わっていくさまやら。



○ブラックライト印刷
暗闇で光る。系のもの。ブラックライト印刷を本に使うこと自体、なんてぜいたくな企画なのかしらと思ってしまいます。
(うらやましいです…)ブラックライトが必要か?→必要ない、ですが、作品によっては「ブラックライトが使いたくなる雰囲気」を
醸し出すこと自体が大成功。ということがおかれている書籍を見るとすんなり納得。
きっと、直線的な考えだけではないところで考えをめぐらせているのでしょうね。祖父江氏は。



凸版文久書体
この凸版文久書体、私は今まで知らなかったのですが、すばらしいですん。
明朝体やらゴシック体など、ある1つの書体を使用すると、ふつう、
「ひらがらはとてもいいんだけど、特殊記号の文字間や大きさが…ちょっとヘン」ということで、
それらはひとつひとつ修正を入れるものなんですが、
この書体は、アルファベットや特殊記号、ひらがな、カタカナ、漢字、どれも大小が合っているんですねぇ。すばらしいです。
そして、ひらがなやカタカナの整い方、美しさ。。。うっとりします。
※ちなみに、私が好きなフォント(書体)はモリサワです♪

○企画(ボツ企画)~悩める脳~
祖父江さんが企画案(手書き)を考えたそのままです。手書きで、イラストと文字がびっしりの企画書。
祖父江さんの揺れる脳内。書記のアイデアが「ボツ」になり、また「ボツ」になり、と
どんどん進化していく過程が面白くて。
あ~!こんな風に考えるのです(*`・ω・)ゞね!!!
と、大興奮でした。



(結論)
本づくりってやっぱり最高のお仕事だと思いました。
ということで、「祖父江さんの楽しい!」がそのままあふれ出た企画書、
出版関係者にとってはまさに垂涎ものだったと思います。
(少なくとも私はそうでした。へばりつくように長々と見ていました)

…などがありました。

最後に…
○図録がほしかった…
この展覧会の図録があったようなのですが、
売り切れておりました(ToT)


年のため、受付でも聞いたところ(しつこい)
→「未定です」と。
→「え?無しでもなくて未定ですか?」
→「はい。コズフィッシュに直接お問い合わせいただいた方が…」と。

二日前に入荷するも即完売になった幻の図録。ほしかったです…。いえ、今もほしいです。
コズフィッシュさま、どうぞ重版をお願いいたします。m(__)m

(後日談)
ピアブックスさんから図録が発売されるそうです。
青山ブックセンターでは、
発売イベントもあるそうです。やったー♪
必ず購入します!

***
本の装丁、本づくり。
本の装丁って本当に美しくて、うっとりして、素敵なんですが
文字という緻密さを要求されたり、小さななかにギュッと世界観を詰め込むので
完成度の高さというか「完璧度」がどんどん要求されて、
わりと「融通が利かない」感じになりがちなイメージなんですが(私だけかも…)
祖父江さんはそこがない、というか、そういう時こそ「ユルい」のが本当にすごいなと。
それでいて、完成した作品はいつもすばらしいクオリティと斬新さと面白さ。
遠くからいつも尊敬のまなざしで拝見していたので、
祖父江さんのお仕事を拝見できて、ほんとうに幸せでした♪
あーーー、祖父江さん、大好きです♪


帰り際に寄ろうと思っていた
日比谷公園図書館の地下のカフェ
プロント✖まい泉 も時間切れにて
終了してました~(涙)
(本も読めるカフェなんだそうで気になってました)

次回のお楽しみ!と思うことにしましょう。

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